原油増産見送り 県内の事業者も燃料費高騰に不安
【クリーニング店】
広島市安佐南区にあるクリーニング店では、乾燥機やアイロンを動かすために灯油を使っているほか、洗濯で使う溶剤や衣類を包む包装、プラスチック製のハンガーなど多くの石油製品を使っています。
しかし、原油価格の高騰によって、10月の灯油価格は9月と比べると、15%ほど値上がりしたということです。
また、仕入れ先からは溶剤やハンガーなどの石油製品を11月下旬以降、最大2割値上げするという通達が来ているということです。
このまま原油価格の高騰が続けば、経営は一段と厳しくなり、クリーニング価格の値上げを検討せざるを得ないとしています。
クリーニング店の山沢祐二店長は、「灯油は代用ができないので、値上がりのダメージは大きく、そのまま経営に響きます。今は秋の衣がえシーズンでセールを行っている中で、利益が圧迫されて厳しいです」と話していました。